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動向リサーチ

VOL.209 2017年1月19日

四国に4,625社 最古は讃岐煉瓦(株)

“酉年”生まれ法人調査 東京商工リサーチ

2017年の干支は酉(とり)。全国にある法人約260万社のうち、酉年に設立された法人は16万533社あることがわかった。十二支のうち、酉年設立の企業の構成比は6.2%で最も少なかった。四国では4,625社の酉年生まれ法人が存在するが、全約7万社の6.6%にあたり、四国でも酉年法人が十二支で最少だった。

酉年生まれ法人は、(株)大塚製薬工場(徳島、医薬品製剤製造業)、(株)ビッグ・エス(香川、電気機械器具小売業)、(株)伊予鉄髙島屋(愛媛、百貨店・総合スーパー)、(株)技研製作所(高知、建設機械・鉱山機械製造業)など各分野での中核法人が多い。

調査結果1
東京商工リサーチ調べ
 

酉年は、第二次世界大戦が終結した1945年、国産ロケット1号機の発射が成功した1957年、アポロ11号により人類が初めて月面に着陸した1969年など、次代への転換局面が多い。また、日本銀行が「日本銀行券」を発行(1885年)、女性にも弁護士への道が開かれた弁護士法改正(1933年)など社会的にも大きな出来事があった。

※本調査は、東京商工リサーチの企業データベースから個人企業や倒産、休廃業・解散した企業などを除いた258万9,146社(2016年10月22日時点)から酉年に設立された法人を対象に抽出した。

讃岐煉瓦 全国でも9番目

酉年設立の法人のうち、最も設立が古いのは1897(明治30)年6月設立の讃岐煉瓦(株)(香川、他に分類されない教育・学習支援業)で、全国でも9番目の古さだった。以下、1921(大正10)年3月の筑前屋(株)(香川、寝具小売業)、同年4月の(株)高知新聞社(高知、新聞業)、同年8月の綾実業(株)(香川、土地賃貸業)、同年12月の須崎起業(株)(高知、土地賃貸業)、(学)高知学園(高知、高等学校)と続いた。

調査結果2
東京商工リサーチ調べ
 

上場企業は1981年設立の(株)技研製作所(東証2部、建設機械・鉱山機械製造業)、2005年の(株)ダイキアクシス(東証1部、その他の産業機械器具卸売業)の2社だった。

売上トップは大塚製薬工場

売上高(単体)トップは大塚ホールディングス(株)の子会社で医薬品や機能性食品等の製造販売を手掛ける(株)大塚製薬工場で1,037億円。以下、四国島内を中心に家電小売店ケーズデンキを運営する(株)ビッグ・エスが432億円、四国最大規模の百貨店を運営する(株)伊予鉄髙島屋が343億円と続き、売上高100億円以上は19社だった。

全国 東京が最多

全国の都道府県別では、最多が東京の3万5,666社(構成比22.2%)で、四国地区合計の7.7倍だった。以下、大阪1万2,145社(同7.5%)、神奈川1万844社(同6.7%)と続き、愛媛は1,677社(同1.0%、25位)、香川は1,343社(同0.8%、30位)、徳島は855社(同0.5%、43位)、高知は750社(同0.4%、46位)だった。

四国地区で業歴100年を超える酉年設立法人は、最古の讃岐煉瓦1社に留まり、長い業歴を積み重ねることの困難さを教えている。一方、直近の酉年である2005年は1,681社で、全体の3分の1(構成比36.3%)を占める。

政府は日本経済の再興を目指し、起業率を現在の4.5%から欧米並みの10%台に高めることを目標としている。だが、すでにある企業の成長力を高め、将来の地域経済の活性化の核に育てることも、また重要だ。

調査結果3
東京商工リサーチ調べ
 

2017年の干支である酉は「果実が極限まで熟した状態・酒熟して気の漏れる状態」の由来がある。物事が頂点まで極まった年とも言われ、酉のつく年は商売繁盛に繋がるという。17年は、今まで培ってきた技術や信用をより確固なものとし、大きなビジネスチャンスを掴み取り、大手から中小企業、さらに地方経済にも明るい一年となることが期待される。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

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動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。



讃岐を歩く

出会いと別れの春。旅立つ者も見送る者も心に「寂しさ」という小さな穴が空く。不安、焦り、切なさ、孤独・・・開きかけた桜の花は心の隙間を優しく埋め、新たな一歩をそっと後押しする。

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