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特選本

VOL.211 2017年2月16日

「本をつくる」
という仕事
著者
稲泉 連
筑摩書房 1600円
 

先月、2016年の出版物の販売額の推計データが発表になりました。12年連続前年割れという結果です。その中で書籍は0.7%減の7370億円、雑誌は5.9%減の7339億円。一方、電子書籍は27.1%増の1909億円ということです。本の業界に携わる者として寂しい限りです。

そこで、最近「本」に関するとてもいい本が出たので紹介します。本をつくる仕事に携わる、本当にプロといえる人たちへの聞き書きです。原稿を書く人がおり、装丁をする人、校閲、校正をする人、さらには活字や紙を選び、製本をするまさに職人さん、そして印刷をする人、それぞれ「ものづくり」にこだわりを持った人たちの手を経て、一冊の本ができていきます。

たくさんのエピソードの中から一つだけ紹介します。「例えば、文字はよく声に喩えられるんです。ニュースを伝えるアナウンサーの声が重要であるように、書体は声なんですね。そこには明るい声もあれば、威厳のある声もある」。電子書籍と違い、紙の本は手作業の工程を強化することで、一味も二味も何かを付け加えることができます。

一方で、電子書籍で全集を出した詩人の谷川俊太郎さんが、1月30日付の朝日新聞にこういうことを書いていました。「紙の本の全集が持つ重たくて大げさなのが嫌い。本棚の一角を占拠して傲慢な感じがする。詩はもっと軽い気持ちで楽しんでもらいたい」

けれども、谷川さんはこうも言っています。「デジタル時代だからこそ、手間のかかった造本や装丁の美しい詩集の魅力は高まっていく」。紙の本は、読者に楽しんでもらうために、どんな工夫だってできます。

宮脇書店 総本店店長 山下 邦夫さん

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特選本とは

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讃岐を歩く

出会いと別れの春。旅立つ者も見送る者も心に「寂しさ」という小さな穴が空く。不安、焦り、切なさ、孤独・・・開きかけた桜の花は心の隙間を優しく埋め、新たな一歩をそっと後押しする。

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