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瀬戸標 せとしるべ

VOL.211 2017年2月16日

宇宙を撮る

アインシュタインの一般相対性理論が発表されて100年目の昨年、同理論で予測されていた重力波が遂に検出された。

中学生のころ宇宙に興味があり、天体望遠鏡で夜空を眺めていた。フィルム一眼レフも持っていたが、天体写真には手が届かなかった。天文雑誌の投稿写真を見て、いつかは美しい宇宙を撮りたいと思ったものだった。

数年前、娘の成人式を撮るため、デジタル一眼レフを買い替えた。成人式も終わり、ある夜、オリオン座を見上げて、高感度なデジカメであれば自分でも天体写真を撮ることができるのではないかと思い立った。最初は三脚での固定撮影を試してみた。思いのほか簡単に星を写すことができた。

しかし、地球が自転しているため、露出時間が長くなると、固定撮影では、星が点ではなく線状に写ってしまう。地球の自転軸と平行に回転軸をセットし、電動で天体を自動追尾する装置を赤道儀という。赤道儀を用いれば、一定時間内であれば星を点で写すことができる。入門用の赤道儀を調達し、カメラ用の200mm望遠レンズとデジカメで撮影を試みた。露出2分間程度であれば、完璧に天体を追尾することができた。

暗くて肉眼では見えない星雲などをどのようにして望遠レンズの狭い視野に捉えるか。まず、目印となる明るい恒星を視野に入れ、撮影対象の天体との赤緯、赤経の座標差からその天体を捉える。デジカメであれば、その場で撮影画像を確認することができる。肉眼では見えない星雲を初めて撮影できたときの感動は忘れられない。撮影条件としては、撮影地は極力暗くて、快晴で、月が出ていない夜でなければならない。

撮影画像の記録はJPEGではなく、画像処理しやすいRAW形式で行う。ノイズを減らし画質を滑らかにするため、同じ天体を複数枚撮影し、専用ソフトで合成する。その後、カラーバランスの調整や撮影対象を強調し背景を暗くするなどの画像処理を行う。そうすると、赤や青の美しい星雲が浮かび上がってくる。画像処理により写真の出来映えは全く異なってくるので、重要なプロセスである。いずれ、上級用の赤道儀と天体写真用望遠鏡を調達し、本格的な天体写真に取り組むつもりである。

宇宙はどのようにして誕生したのか。ダークマター、ダークエネルギーとは何か。相対性理論と量子力学の統一はいつになるのか。宇宙そのものについても興味は尽きない。

アンドロメダ銀河(2015年9月撮影)
アンドロメダ銀河(2015年9月撮影)
 
四国地方整備局長 名波 義昭

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讃岐を歩く

まんのう町塩入を歩く。甘柿であろうと渋柿であろうとも、柿色は目に鮮やかだ。二十四節気の「大雪」を迎え、そろそろ柿の季節も終わる。

Photo:T.Nakamura

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