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動向リサーチ

VOL.211 2017年2月16日

中小企業にも「隠れた優良企業」多数

香川県優良企業分析調査 東京商工リサーチ

東京商工リサーチが独自に保有するデータベースを基に香川県内企業の「優良企業」(=評点上位10%)について分析した。

「評点」とは、東京商工リサーチが企業信用調査を通じて得られる情報を総合的に点数化したもの。対象企業を「経営能力」、「成長性」、「安定性」、「公開性・総合世評」の4つの視点で評価する独自の評価指標で、その総合点を100点満点で表している。

今回の調査で、「製造業」、「情報通信業」で優良企業率が高く、また規模の比較的小さな中小企業の中にも「隠れた優良企業」が多数存在していることが分かった。

優良企業率トップは「製造業」「情報通信業」

産業別の評点分布で、優良企業が全企業での構成比を上回ったのは、「製造業」、「卸売業」、「金融・保険業」、「運輸業」、「情報通信業」、「サービス業他」の6産業で比較的優良法人の比率が高い。その一方で、「農・林・漁・鉱業」、「建設業」、「小売業」、「不動産業」は全企業の平均を下回った。

各産業における優良企業率(優良企業数/全企業数)では「製造業」及び「情報通信業」が14.7%で同率首位。以下、「卸売業」、「金融・保険業」、「サービス業他」と続いた。

小ぶりながらも安定経営

売上高別で優良企業数が最も多かったのは「1億円以上」だった。以下、「10億円以上」、「5億円以上」、「1億円未満」、「50億円以上」と続き、「100億円以上」の社数が最少だった。

各売上高別の優良企業率でも「50億円以上」が75.9%と、「100億円以上」の73.0%を上回った。また、従業員別、資本金別分布状況でも、大企業よりも中小企業に「優良企業」が多数存在していることが分かった。

調査結果1
東京商工リサーチ調べ
 

一般的に規模が大きいほど事業基盤が確立され、財務面の裏付けを得ることが多いが、優良企業率では「50億円以上」がトップで、「10億円以上」も半数超え。実直かつ抜け目のない県民性もあり、小ぶりながらも安定した経営状況にある「隠れた優良企業」は多い。

2017年卒の新卒内定率が9年ぶりに9割を超えるなど売り手市場が鮮明化するなか、企業が採用に苦慮しているという話をよく聞く。

昨今では地方創生事業として官・民・学が一体となり積極的に職場づくりに取り組んでおり、地元(ふるさと)での就職を志望する学生も増えている。

しかし、地元企業の採用環境が依然として厳しいのはなぜなのか。それは、大企業に知名度で劣る地元の「隠れた優良企業」が学生の目に留まることなく、埋もれたままであることも一因であろう。

優良企業ガイド「エラベル2018四国版」
優良企業ガイド「エラベル2018四国版」

学生は志望企業の選定に際し、やはり知名度や年商規模に目が行きがち。しかし、香川県内には規模の大小を問わず、自力のある「優良企業」が多数存在している。

そんな企業と学生の橋渡しとなるべく、東京商工リサーチでは信用調査会社の視点で厳選した優良企業ガイド「エラベル四国版」を毎年発刊している。経営者インタビュー、売上高ランキングなど地元の就活情報を満載した2018年卒向け「エラベル四国版」は現在、宮脇書店、TSUTAYA各店で販売している。ご興味のある方はぜひ手に取ってほしい。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

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動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。



讃岐を歩く

出会いと別れの春。旅立つ者も見送る者も心に「寂しさ」という小さな穴が空く。不安、焦り、切なさ、孤独・・・開きかけた桜の花は心の隙間を優しく埋め、新たな一歩をそっと後押しする。

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