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It’s me! それは私です

VOL.213 2017年3月16日

高松港旅客ターミナルビルにある高松観光コンベンション・ビューローで

国鉄入社時、門司局での運転士見習い

「まさか四国に永住することになるとは・・・」。岡山県総社市出身で、1973年に国鉄に入社。民営化の前年に高松に勤務するまで、中学時代の遠足と新婚旅行でしか四国を訪れたことがなかった。高松での暮らしも30年が過ぎた。

国鉄の民営化が決まった後のある日、上司に呼ばれた。「クビになるのか」と覚悟を決めて部屋に入ったところ、「四国へ行って会社づくりをしてくれないか」と言われた。「ほっとしたと同時に新しい仕事ができるんだとうれしくなりました」。JR四国の設立準備から携わった。

めりけんやのサンポート店開業時(左端)
 

もともと国鉄マンでありながら、その経歴はユニークだ。1990年からJR四国の子会社であるうどん店「めりけんや」の創業に携わり、営業部長、常務、97年には社長を務めた。

2002年に鉄道事業本部長として、ことでんへ派遣された。ことでんが民事再生法の適用を申請し、経営の再建を図っている時だった。マスコットキャラクター「ことちゃん」の誕生や、ICカード「IruCa」の導入を推進した。

ことでんのキャラクター
「ことちゃん」の石像と

その後もジェイアール四国ホテル開発やジェイアール四国バスの社長を務め、14年に高松観光コンベンション・ビューローの理事長に就任。コンベンション・ビューローは、国際会議等の誘致や支援、訪日外国人旅行者をはじめとする観光客の誘致、観光案内所の運営等の受け入れ、サンポート高松のにぎわい創出事業を行っている。

「私たちが住んでいるところに素晴らしいものはあるんです」。ホテルの社長時代に、クロアチアを訪れたことがある。港町で見た海に小島が浮かぶ美しい景色は、瀬戸内海とそっくりだった。四国にも世界の観光地に引けを取らない魅力があると感じた。

芸術祭を機に瀬戸内は世界から注目されるようになった。コンベンション・ビューローの理事長となり、高松や香川だけでなく、瀬戸内の魅力を発信したいと考えている。「海、里、山のゆったりとした景色がいい」。佐野さんが特に好きなのは、屋島北嶺から見る瀬戸内海、豊島から見る五剣山、五色台から見る瀬戸大橋だ。

ソフト面では、県や市町の垣根を越えた観光のワンストップサービスの実現が理想と話す。ハード面は、サンポート高松に建設予定の新県立体育館に期待している。「高松港の景観を生かしたものができるとうれしい。これまでのように、アートや音楽など芸術系のイベントができるスペースもあればいいですね」

昨年度、高松市を中心に開催された大会等は230件。新県立体育館が完成する2022年ごろには300件を超えることが目標だ。

仕事で大切なのは、人との出会いと目標を持つこと。「素晴らしい人に出会い、そこからネットワークを広げていく。そして自分がこうありたいと思えば、必ずそこにたどり着くことができると信じています」

休日は妻と一緒に1時間ほどウォーキングをする。紫雲山やまんのう公園が定番のコースだ。「地域のお役に立つためにも、まずは自分が健康でいないと。いつか歩き遍路にもチャレンジしたいですね」

  • 1951年 2月 岡山県総社市生まれ
  • 1973年 3月 大阪大学工学部 卒業
  • 1973年 4月 日本国有鉄道 入社
  • 1987年 4月 四国旅客鉄道(株)(JR四国) 運輸部 運用車両課長
  • 1997年 6月 (株)めりけんや 代表取締役社長
  • 1998年 6月 JR四国 運輸部長
  • 2000年 6月 JR四国 取締役自動車部長
  • 2002年 8月 高松琴平電気鉄道㈱ 常務取締役 鉄道事業本部長
  • 2004年 6月 JR四国 常務取締役鉄道事業本部長
  • 2006年 6月 (株)ジェイアール四国ホテル開発 代表取締役社長
  • 2010年 6月 ジェイアール四国バス(株) 代表取締役社長
  • 2014年 5月(公財)高松観光コンベンション・ビューロー 理事長
  • 2014年 6月 (株)ジェイアール四国企画 代表取締役社長
  • 2016年 6月 (株)ジェイアール四国企画 顧問

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It’s me! それは私ですとは

香川の支店経済を支えている方や、各種団体の代表者の方などにご登場いただき、ビジネスタイムではなかなか見せることのないもう一つの顔を少しばかりご披露していただきます。
プライベートにおける意外な趣味が、ビジネスでときおり垣間見せるその人柄の源になっているかもしれませんよ。



讃岐を歩く

三豊市詫間町の紫雲出山(しうでやま)の春は、約1000本の桜で淡いピンク色に染まる。思わず足を止めて見とれてしまう。やわらかな風に舞う桜の花びらはどこへ行くのか。思いを馳せながら、己の道を歩く。

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