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さぬき味探訪

VOL.215 2017年4月20日

私たちの日常生活に欠くことのできない施設『卸売市場』。しかしながら、「セリが行われている」こと以外の情報は一般的にあまり知られていません。そこで、『さぬき味探訪』では、改めて卸売市場の役割や機能などについて数回に分けて紹介させていただきたいと思います。

高松市瀬戸内町に位置する高松市中央卸売市場。ここでは、毎日早朝から多くの青果物(野菜・果物)や水産物が取り引きされています。これら生鮮食料品は一般の商品と違って、鮮度が低下しやすいため貯蔵しにくく、また、天候等により生産量が変動し、価格が一定ではありません。これら生鮮食料品の安定的な取り引きの場として整備されている施設が卸売市場です。

さて、卸売市場には3つの役割があります。一つ目は生産者のための施設で、毎日生産・水揚げされる生鮮食料品の販売の場としての役割。二つ目が生活者のための施設で、日常的に欠かすことのできない生鮮食料品を鮮度の良い状態で届けるという役割。そして最後が、市場内で営業をする事業者はもとより、産地と市場、市場と小売店等をつなぐ流通業者、また市場で仕入れた品物を店頭で販売する小売店のほか、加工品製造、給食や飲食店など、流通・小売業者に安定した取り引きの場を提供するという側面です。

卸売市場は規模や成り立ちによって中央卸売市場と地方卸売市場に分類され、全国に64の中央卸売市場が存在します(平成27年度末)。高松市中央卸売市場は青果物と水産物を扱う市場であり、日本では中規模の中央卸売市場です。年間を通じて青果物で約6万トン、水産物で約2万トン、1日平均では青果物で236トン、水産物で75トンの生鮮食料品が取り引きされています。数字だけではイメージがつかみにくいですが、例えるならば高松市中央卸売市場青果棟では約8000m²(サンメッセ香川の大展示場の2倍の広さ)の売場が早朝までに青果物いっぱいになり、朝6時30分からのセリにかけられた青果物は、お昼までに高松市内はもとより香川県内の隅々まで届けられていくのです。

高松市中央卸売市場は香川県の生鮮食料品の流通の拠点として、市民、県民の食生活のみならず、生産者、流通業者の経営の安定のために、365日、24時間休むことなく稼働しています。言うなれば、香川県の生鮮食品流通において、心臓のような役割を担っているのです。

夏休みの人気企画
「市場DE自由研究」の様子

高松市では、市民の皆様に開かれた市場づくりをめざし、市場見学を受け入れています。市場見学を通じ、毎日大量に取り引きされる生鮮食料品等や、その取り引きの様子をご体感ください。また、普段は一般の方は買い物ができない市場内での買い物体験(市場特別開放)や、夏休みの市場見学会「市場DE自由研究」、年に1度のたかまつ市場フェスタなど様々な企画を準備して皆様のご来場をお待ちしております。

«高松市市場業務課»TEL:087-862-3411
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/15065.html

高松市市場業務課 主査
野菜ソムリエ 上級プロ 末原 俊幸さん

※高松市では青果物と水産物と取り扱う中央卸売市場と、お花を取り扱う公設花き地方卸売市場を開設していますが、「さぬき味探訪」では生鮮食料品を取り扱う中央卸売市場のみに焦点をあてて解説をいたします。

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さぬき美探訪とは

美術館や博物館の学芸員と野菜ソムリエが香川が誇る「美」と「味」をご紹介します。



讃岐を歩く

三豊市詫間町の紫雲出山(しうでやま)の春は、約1000本の桜で淡いピンク色に染まる。思わず足を止めて見とれてしまう。やわらかな風に舞う桜の花びらはどこへ行くのか。思いを馳せながら、己の道を歩く。

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