当サイトにおける全てのコンテンツの無断複写・転載等を禁じます。

ビジネス香川 -「いま」を伝え、「未来」を育てる-

文字サイズ
標準
拡大

ビジネス香川 ここにもあります 高松空港ANA・JAL便搭乗口、ことでん高松築港・片原町・瓦町・栗林公園・仏生山駅、高松市民病院、高松市図書館、香川県立ミュージアム・東山魁夷せとうち美術館、栗林庵、瓦町FLAG、高松市内のセブン-イレブン・ファミリーマート、JR四国バス ほか

  • プライムパーソン
  • Next開拓魂
  • It's me!それは私です
  • BK NEWS
  • さぬき美探訪
  • さぬき味探訪
  • 動向リサーチ
  • 瀬戸標(せとしるべ)
  • かがわのエンジン
  • 特・選・本
  • 特・選・話
  • 本日、旅日和

動向リサーチ

VOL.216 2017年5月4日

2016年度 香川県企業倒産状況 東京商工リサーチ

【特 徴】
  • (1)件数は前年度比9件減、平成以降で過去最少を更新。
  • (2)負債総額は前年度比28億8,000 万円減、平成以降で過去最少を更新。
  • (3)販売不振が18件で最多。不況型倒産は28件、構成比80.0%。
  • (4)製造業が9件でトップ。卸売業8件、サービス業他7件と続く。
  • (5)負債総額最大はNYD(株)(高松市、寝具製造、特別清算)の13億円。

2016年度香川県企業倒産状況(負債総額1,000万円以上、内整理を含む)は件数35件、負債総額51億5,000万円。件数は前年度比9件減、負債総額は同28億8,000万円減となり、ともに平成以降での過去最少を更新した。

東京商工リサーチ調べ
 

原因別では販売不振が18件で最多。以下、既往のシワ寄せ、他社倒産の余波、放漫経営と続いた。不況型倒産は28件、構成比80.0%と、前年度の77.2%から2.8ポイント上昇。倒産減少に呼応する形で各原因が軒並み減少するなか、他社倒産の余波のみが増加(3→4件)、親会社や主力取引先の倒産に連鎖するケースが散見された。

東京商工リサーチ調べ
 

全10産業のうち農・林・漁・鉱業、金融・保険業、不動産業、情報通信業を除く6産業で倒産が発生した。製造業が9件で最多、前年度の1件から急増した卸売業が8件と続き、以下、サービス業7件、建設業、小売業が各5件、運輸業1件だった。

国内消費の足取りは鈍く、内需型産業の事業環境は厳しさを増している。製造業9件のうち6件(飲食料品製造業、繊維工業各3件)、卸売業8件のうち2件(繊維・衣服等卸売業、飲食料品卸売業各1件)、小売業5件のうち3件(飲食料品小売業3件)、サービス業他7件のうち4件(飲食業4件)と飲食料品・繊維・飲食関連業種の倒産が目立った。全35件の倒産のうち実に42.8%に及び、内需関連業種の倒産動向には引き続き注目が必要だろう。

香川県の有効求人倍率は1.66倍と全国上位の水準にある。有効求人倍率の上昇は景気回復を示すといわれるが、香川県が全国10傑に入るような好況であるかは考えるまでもない。相次ぐ小売店の新規出店が労働者をスポンジのように吸収し、また労働時間面でのコンプライアンスの徹底やワーク・ライフ・バランスの重視なども倍率を高めていると見られる。

こういった要因もあり、特に中小企業は慢性的な人手不足にあえいでいる。マンパワー不足による売り上げ確保難だけでなく、人材確保・維持のための人件費高騰が収益性を圧迫し始めている。中途採用では十分な人手確保がままならないため、新卒採用を再開する企業も出始めており、労働市場の動向は気がかりだ。

金融機関の融資姿勢に大きな変化はなく、倒産が急増する状況にはない。だが、水面下では事業を停止し法的申請を準備している企業も散見されており、業績改善が覚束ない「倒産予備軍」企業の息切れを含め、現状を底に緩やかな増勢へ転じる可能性が高まっている。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

広告掲載はこちらをクリック!

動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。



讃岐を歩く

10月になるとコスモスが一面に広がる、フラワーパークうらしま。今は蕾が多いが、開いた赤やピンクの花は秋風に揺られて可愛らしい。ミツバチも嬉しそうに羽を振るわす。

讃岐を歩くの一覧はこちら

ページの先頭へ移動