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特選本

VOL.218 2017年6月1日

京都の壁
著者 養老孟司
PHP研究所 850円

京都の本はよく売れます。ついこの間も井上章一さんが朝日新聞出版から出した「京都ぎらい」がベストセラーにランキングされました。今回紹介の本は、あの超ベストセラー「バカの壁」の養老孟司さんが書いた京都本です。井上さんは京都人で、内から見た京都を書きましたが、養老さんは外から見た京都を書きます。早々とこの本もベストセラーにランキングされました。

京都は京都外の人がその中へ足を踏み込んでゆくには、なかなか勇気がいります。そこには不合理に見えても、ビジネスライクな東京とは違って、かたくなに守っているしきたりといっていいのかわかりませんが、そういったものがたくさんあります。結局それは千年以上も続く京都を守るための知恵なのでしょう。観光客の多い街はたいてい住民が意地悪だとか閉鎖的だとか言われ、そうしないと街を守れないといいます。

松下幸之助が、京都御所が塀だけで長いあいだ安泰を保ってきたと外国人に話したら驚いていた、と述べていたと本書にあります。閉め切って遮断できない障子や襖は、外国人はドアではないと言います。猫でも開けられる障子は何のためにあるのでしょう。「開けてはいけない、入ってはいけないという心理的障害が、京都に城郭のない理由です。城郭はないけれど、代わりに心理的な壁をつくったのです」

今や都市伝説にもなったと言われる、長居する客を帰すための常套句、「ぶぶ漬け(お茶漬け)でもどうどす」。言葉はやわらかいけれど、本音で直接的な表現をしないので他の地方の人に大きな壁となる。それがまた、京都のステータスを上げていく。

ただ今回は養老孟司といえど、京都の人の奥へ踏み込むことは難しかったと思います。

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讃岐を歩く

まんのう町塩入を歩く。甘柿であろうと渋柿であろうとも、柿色は目に鮮やかだ。二十四節気の「大雪」を迎え、そろそろ柿の季節も終わる。

Photo:T.Nakamura

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