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かがわのエンジン

VOL.220 2017年7月6日

長さ16メートル、直径3メートル、重さ30トンの巨大な筒。サンテックが造る熱交換器だ。

熱交換器は、熱い空気を水で冷やすというように、温度の高いものから低いものへ熱を移動させる機器。小さいものであれば、エアコンや冷蔵庫、自動車などに使われている。サンテックが製造する産業用の熱交換器は、大規模な工場や化学プラント、下水処理場などに設置され、1400度の熱にも耐えられる。

サンテックは、職人の溶接技術を生かし、食品や医薬産業向けのステンレス製貯蔵タンク(圧力容器)などを設計・製造する会社だ。その技術力で、厚さ2センチのステンレスの板を丸めて溶接でつなぎ、16メートルの筒に仕上げる。筒のつなぎ目に、うまく溶接できていない「溶け込み不良」があると、高熱にさらされた時、亀裂が生じる原因になってしまう。

筒の中には、空間を仕切るように20枚の板が入っている。仕切り板には直径10センチほどの穴が約100カ所開いていて、仕上げに一つ一つの穴にステンレス製のパイプを通す。仕切り板の穴の位置が少しでもずれていると、端から端までパイプを通すことができない。

製造には寸分の狂いも許さない、熟練の仕事が求められる。どれだけ美しい円形の筒を曲げ加工できるかが重要だ。「完成品をトレーラーで運ぶので、見た人は『何これ!ロケット?』と驚きますよね。香川だけでなく、全国的にも誇れる技術。この規模の熱交換器を造れる企業は、見たことがありません」と代表取締役の青木大海さん。全国各地の企業から引き合いがあり、タイなど海外へも出荷している。

職人の溶接技術が光る熱交換器

お問い合わせ TEL:087-876-1600
HP http://www.suntech.link/

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かがわのエンジンとは

今後の時代のエンジンとなって、香川経済をけん引していく企業や団体の技術と商品をご紹介します!
このコーナーは、下記の企業が協賛しています。
かがわ産業支援財団、サンテック、フソウ、レクザム



讃岐を歩く

三豊市の宝山湖を歩く。青空の下、涼しい風と湖畔に咲く赤や白の彼岸花が秋の到来を感じさせる。一面に広がる鮮やかな色を前に、足を止める。どこか寂しく感じるのはなぜだろう。

photo:石井大地

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