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動向リサーチ

VOL.220 2017年7月6日

2017年賃上げに関するアンケート調査 東京商工リサーチ

2017年4月に賃上げを実施した企業は約8割にのぼった。中でも中小企業ほど、「従業員の定着」など人材流出を防ぐため賃上げに取り組んでいる実態が浮き彫りになった。

※本調査は17年5月12日~23日にインターネットでアンケートを実施し、有効回答5,913社を集計、分析した。賃上げ実体を把握するため「定期昇給」、「ベースアップ」、「賞与(一時金)」を賃上げと定義した。資本金1億円以上を大企業、1億円未満を中小企業と定義した

実施は82.6%(有効回答5,913社中4,890社)と約8割を占めた。実施の内訳は、「定期昇給のみ」が29.6%(1,752社)でトップ。次いで「定期昇給+ベースアップ」が15.5%、「定期昇給+賞与増額」が14.0%の順だった。

東京商工リサーチ調べ
 

Q1で定期昇給を実施したと回答した社に聞いた上げ幅(月額)の最多は、「5,000円以上1万円未満」が27.3%(有効回答2,832社中774社)で約3割を占めた。次いで、「3,000円以上4,000円未満」が22.5%(636社)、「2,000円以上3,000円未満」が17.5%(496社)で、2,000円以上の回答が85.8%と約9割を占めた。

Q1で賃上げを実施したと回答した社に聞いた賃上げの理由は、「従業員を定着させるため」が52.8%(有効回答3,490社中1,843社)で過半数を占めた。

東京商工リサーチ調べ
 

資本金別では、1億円以上は「従業員を定着させるため」が46.7%(469社中219社)に対し、1億円未満は「従業員を定着させるため」が53.8%(3,021社中1,624社)と過半数を占め、7.1ポイントの開きが出た。中小企業ほど賃上げで従業員の定着を促していることがうかがえる。

Q1で賃上げを実施したと回答した社に、実施の結果、人手不足は解消できたかを聞いたところ、「分からない、どちらとも言えない」が54.0%(有効回答3,490社中1,885社)で過半数を占めた。「解消できた」は18.4%、「解消できなかった」は27.6%で、賃上げが必ずしも人手不足解消に繋がっていないことがわかった。

Q1で賃上げを実施しなかった社に理由を聞いたところ、「業績低迷」が1,023社中361社(構成比35.2%)で最多。「財務体質の強化を優先」、「その他」、「現在の従業員の雇用維持」、「人員増強による人件費増加の抑制」と続いた。

東京商工リサーチ調べ
 

人手不足で売手市場が進む中、これまでの労働環境は賃上げありきから変化している。「求職者は賃金より休日などの労働条件を重視する傾向が強い」(鳥取県・漁業・中小企業)など社会情勢を反映したワーク・ライフ・バランスに経営者側も気付いてきたようだ。

とはいえ、「(労働条件の良い)都市圏に人材流出が止まらない」(秋田県・コンサルタント業・中小企業)など単独企業では克服できない課題もまた浮き彫りになった。

今後は、「外国人労働者の受け入れが必要」(東京都・インフラ整備・中小企業、熊本県・繊維業・大企業)など外国人労働者や女性、高齢者の雇用、福祉面の充実など、金額面だけでなく労働環境の再構築に向けた取り組みも求められている。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

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動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。



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三豊市の宝山湖を歩く。青空の下、涼しい風と湖畔に咲く赤や白の彼岸花が秋の到来を感じさせる。一面に広がる鮮やかな色を前に、足を止める。どこか寂しく感じるのはなぜだろう。

photo:石井大地

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