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It’s me! それは私です

VOL.221 2017年7月20日

香川県のPRを行う「うどん県副知事」としても活躍する、高松市出身で女優の木内晶子さん。芸能活動を始めて、約20年になる。昨年東京の芸能事務所から独立し、香川でnanami officeを設立。地元での仕事にも力を入れている。

子どもの頃から映画「サウンド・オブ・ミュージック」が好きで、見ながら歌ったり踊ったりするうちに、自分もこういう仕事をしてみたいと思うようになった。「でも遠い世界だと感じていて、思いは胸に秘めていました」

中学では陸上部の部活動に打ち込んだ。生徒会にも入り、副会長を務めた。1997年に進学した高松西高校でも生徒会活動に励んだ。女優へのきっかけを作ってくれたのは、生徒会の仲間だった。将来の夢を誰にも語ったことはなかったが、仲間たちが「芸能人に向いているよ」とオーディションへの応募を薦めてくれた。

書類審査、ステージ審査を経て全国約19万人の中から最終選考の14人に残り、所属事務所が決まった。「仲間の後押しがなかったら、今の私はありませんでした」。オーディション合格後、上京した。初めての撮影現場は98年公開の「踊る大捜査線THEMOVIE」。飲み物を運ぶカフェの店員役だった。緊張でおぼんを持つ手の震えが止まらなかった。

次にドラマのレギュラー出演が決まったが、台詞がなかなか覚えられず、しゃべりながら動くことも難しかった。やっと台詞が言えても「なまっている」と指摘されNGに。うまくいかずに現場で泣いてしまうこともあった。反対に泣くシーンでは涙が出ず、悔しくてまた泣いた。「本当に迷惑をかけました。新人の頃の現場では手取り足取り教えていただいて、感謝しています」

同じ事務所だったいかりや長介さんの言葉が印象的だ。“仕事の9割は楽しくないこと。楽しいことは1割”。「いかりやさんでもそんなにご苦労されているんだと分かると、自分が悩むのも当然だと思えました」。ドラマ「はみだし刑事情熱系」で両親役だった柴田恭兵さんと風吹ジュンさんは本当の家族のように接してくれた。風吹さんが現場に入ると、花が咲いたように明るくなった。「私もこんな女優さんになりたいと思いました」

2010年公開の映画「めおん」で、初めて地元香川での撮影を経験した。

「作品にも現場にも恵まれ、たくさんのチャンスをいただきました。でもこのままではだめだ、もっと演技力を磨きたいと思って」。30歳の時、20歳前後の人たちに交じって、演技や踊りを勉強し直した。

仕事に必要なのは、体力と精神力だと話す。昨年始めたジョギングの延長で、今年2月に香川丸亀国際ハーフマラソンに出場。7月にはサンポート高松トライアスロンにも参加した。精神力の面では「ポキッと折れるのではなく、しなって戻るような折れない心が理想。考え方や生き方が芝居ににじみ出てくるんだと、先輩方の背中に教えていただきました」

トライアスロンの練習風景。7月9日の「サンポート高松トライアスロン2017」に出場した

11年にうどん県副知事に就任してからは香川でのイベント出演が増え、地元の人たちと交流する機会も多い。ごみの分別や交通マナーに関する意見、こういうお土産品を作ってほしいといった要望まで「言っておいて」と頼まれることもある。

「副知事と呼ばれると背筋が伸びます。プレッシャーもありますが、皆さんの声を届けるとともに、香川の魅力を自分の言葉で発信していきたい。女優としてもうどん県副知事としても頑張っていきたいですね」

オフィスを立ち上げてからの1年はあっという間だった。学ぶことはまだまだ多いという。これからも芯は強く保ちながらしなやかに進んでいく。(鎌田佳子)

  • 1981年 高松市生まれ
  • 1997年 高松西高校在学中に、
    「第1回ザ・ジャパン・オーディション」合格
  • 2011年 うどん県副知事 就任
  • 2016年 nanami office 設立
  • 2017年 JR四国「四国まんなか千年ものがたり」のテーマソング「しあわせのそら」でCDデビュー
これまで、映画「踊る大捜査線THEMOVIE」、「GTO」、テレビ朝日系「はみだし刑事情熱系」、NHK「葵徳川三代」、TBS系「砂時計」、フジテレビ系「HERO」など出演作多数。nanami名義で歌手活動も行っている。

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It’s me! それは私ですとは

香川の支店経済を支えている方や、各種団体の代表者の方などにご登場いただき、ビジネスタイムではなかなか見せることのないもう一つの顔を少しばかりご披露していただきます。
プライベートにおける意外な趣味が、ビジネスでときおり垣間見せるその人柄の源になっているかもしれませんよ。



讃岐を歩く

四国村を歩く。厳しい残暑のなか、400個あまりの風鈴が人々に涼を送る。蝉の大合唱を包み込むような、響き合う風鈴の音。立ち止まって耳を澄ますと、蝉と風鈴の対話が聴こえてくる。今年の夏は、まだ続きそうだ。

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