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瀬戸標 せとしるべ

VOL.221 2017年7月20日

カンボジアで素敵な女性に出会った。石原舞さん。彼女はトランポリンを担いで世界を回っている。「FLYHIGH」は彼女たちの活動の名前。小柄な彼女は、気さくに、今までやってきたこと、いろいろな国で見てきた闇と光、たくさんのことを話してくれた。

私は彼女たちと一緒にカンボジアのマザーテレサハウスに行くことができた。そこはエイズなどの病気の人や、孤児、障害がある老若男女数十名が住んでいる場所。シスターたちが温かく迎えてくれた。いろいろな国のマザーテレサハウスを回っていて、日本にも来たことがあるらしく、日本語で挨拶。

施設内を案内してもらったが、ベッドとトイレが並ぶ雰囲気は少し殺風景。何をすることもなく、家族からも見放されて、ずっとここで過ごしているんだ、どんな気持ちでここにいるのだろう、そういうことも考えないのか、などと思いを巡らせてしまう。

初めは私たちもそこにいる方たちも緊張していた。建物の入り口で、鉄の棒とばねでトランポリンを組み立てていく。そして、1人1人石原さんと一緒にトランポリンに上がり、ポンポンと飛んでいく。何が始まるか分からず、不安げな面持ちだった人たちも、表情が少しずつ柔らかくなってきた。

カンボジアのマザーテレサハウスで。左が筆者

私も彼女たちの両手を取り、一緒に飛んだ。何回も。笑顔になることを忘れたかのような顔だった女性が、笑った。少しずつ口角が上がり、口を開け、そして笑った。私も笑った。「あぁ、このために人は生きているんだ」と思った。

笑顔は本当に素敵な意思表示。相手の笑顔を見ると、自分も笑顔になり、幸せを感じる。笑顔が増えていくとどんな困難でも乗り越えられるのではないかと思う。

日本でも、世界でも、いろいろな問題を抱えて生きている人たちがたくさんいる。生まれた境遇、場所で差別や貧困の中、苦しんでいる、悲しんでいる人たちがいる。でも、人は笑顔に、幸せになる権利がある。私も、たくさんの人が笑顔になることに少しでも役に立ちたいと思った。

石原さんは今もトランポリンを担いで、いろいろな場所でたくさんの人たちと一緒に飛んでいる。世界中を笑顔にするために。

株式会社菱屋 代表取締役社長 植村 暁美

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瀬戸標とは

香川経済界のキーパーソンがあらゆる視点から産業や文化、「いま」と「未来」などを語ります。



讃岐を歩く

まんのう町塩入を歩く。甘柿であろうと渋柿であろうとも、柿色は目に鮮やかだ。二十四節気の「大雪」を迎え、そろそろ柿の季節も終わる。

Photo:T.Nakamura

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