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瀬戸標 せとしるべ

VOL.222 2017年8月3日

6月下旬に日本銀行高松支店長に着任して一月あまりが経った。この間、多くの地元の方々にご挨拶をさせて頂く機会に恵まれたが、その際、香川との縁について尋ねられることが多い。

大阪で生まれ、大学進学のために上京するまで大阪で育った私にとって、香川は地理的にも近く、親近感を感じる土地であるが、残念ながら直接の地縁・血縁がある訳ではない。にもかかわらず、これまでの人生の中で、不思議な縁を感じるエピソードがある。

まだ大阪に住んでいた高校生の頃、級友と二人で、当時流行っていた「青春18きっぷ」を使った日帰り旅行を計画した。どちらが言い出したのか記憶は定かではないが、「高松に行って讃岐うどんを食べよう」ということになった。まだ瀬戸大橋が開通する前のことで、岡山の宇野から連絡船に乗って高松に渡った。あまり時間がなく、栗林公園を見たくらいで、トンボ帰りだった。

高松での出来事はあまり覚えていないのだが、連絡船のデッキで潮風に吹かれながら食べたうどんの美味しさは(これが本場のうどんかどうかは別にして)、いまも鮮明に記憶に残っている。

その後、社会人となり、結婚して家族を持った。義理の母は、お隣の愛媛の出身であり、妻と子どもとともに、しばしば瀬戸大橋を渡って四国を訪れるようになった。瀬戸大橋から見る瀬戸内海と島並みの美しい光景は、何度見ても本当に素晴らしい。いくつかの橋を渡って坂出側に着いた時には、「海を越えて四国にやって来た」という、飛行機では決して味わえない感動がある。

交通手段は、連絡船から瀬戸大橋に代わっても、香川は引き続き四国の玄関口である。香川には、特定の分野で日本一・世界一のシェアを有する企業が驚くほど多い。こうしたところにも、地域のアイデンティティを大切にしつつも、常に「外」との結節点であったという歴史に由来する香川の先進性や開放性が反映されているのではないかと思う。

香川は、産業の面でも観光資源の面でも、非常に大きなポテンシャルを有している。そのポテンシャルは、おそらく地元の方々が考えておられるよりも遥かに大きい。

私も、不思議な縁を感じるこの地で、微力ながら香川の発展のために貢献したい。

日本銀行高松支店長 正木 一博

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瀬戸標とは

香川経済界のキーパーソンがあらゆる視点から産業や文化、「いま」と「未来」などを語ります。



讃岐を歩く

四国村を歩く。厳しい残暑のなか、400個あまりの風鈴が人々に涼を送る。蝉の大合唱を包み込むような、響き合う風鈴の音。立ち止まって耳を澄ますと、蝉と風鈴の対話が聴こえてくる。今年の夏は、まだ続きそうだ。

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