当サイトにおける全てのコンテンツの無断複写・転載等を禁じます。

ビジネス香川 -「いま」を伝え、「未来」を育てる-

文字サイズ
標準
拡大

ビジネス香川 ここにもあります 高松空港ANA・JAL便搭乗口、ことでん高松築港・片原町・瓦町・栗林公園・仏生山駅、高松市民病院、高松市図書館、香川県立ミュージアム・東山魁夷せとうち美術館、栗林庵、瓦町FLAG、高松市内のセブン-イレブン・ファミリーマート、JR四国バス ほか

  • プライムパーソン
  • Next開拓魂
  • It's me!それは私です
  • BK NEWS
  • さぬき美探訪
  • さぬき味探訪
  • 動向リサーチ
  • 瀬戸標(せとしるべ)
  • かがわのエンジン
  • 承継学のススメ
  • 特・選・本
  • 特・選・話
  • 本日、旅日和

さぬき美探訪

VOL.228 2017年11月2日

小野 耕石《Hundred Layers of Colors》
2016年 油性インク、紙、アルミ
(撮影:来田 猛)

高松コンテンポラリーアート・アニュアルは年に一度の現代アートのグループ展で、初回のvol.00から今回で7回目を迎える。テーマは「物語る物質」である。独自のアプローチにより物質のチカラを引き出し、いわば「物質に語らせる」ような仕事に取り組む新進作家6人による多彩な作品が紹介される。

展示室に入ると小野耕石(こうせき)によるカラフルな抽象絵画が並ぶ。様々な色彩がモヤモヤと画面に漂うが、作品を異なる角度から見ると、色彩や斑紋の形は様々に移ろいを見せる。驚くべき玉虫色的世界とその原理についてはぜひ会場でご確認を。

亀井洋一郎は香川出身の陶芸家。一辺5cmの枠組みだけの立方体を多数連結させた幾何学的な造形は、一見して陶芸とは思えないシャープさを備えている。中身が空洞の立方体が組み合わさっているため、中まで光が入り込み、内部に複雑な視覚世界が広がる。

橋本 雅也《ジャーマンアイリス》
2014年 鹿角
(撮影:渞(みなもと)忠之)

橋本雅也のスペースに入ると、白い花々が空間の中で静かにたたずむ。ソメイヨシノやアイリスといったモチーフは、里山の住職のいない寺に住み込み、その管理をしながら制作を続ける橋本のごく身近に生息するものたちである。素材は鹿の角と骨である。作品を通して「死」と「生」が出会い、そのことによって私たちは、人間にとって根源的なこれら二つの事柄について静かに思いを巡らせることになるであろう。

紙幅が尽きたが、ほかにも南条嘉毅(よしたか)(香川出身)による過去から現代への時間の流れを「土」を用いて表現した絵画ならびにインスタレーション、須賀悠介による多彩な物質と超絶的技巧を駆使した文明批評的な立体作品、高本敦基(あつき)による約8万個の洗濯バサミを組み合わせたダイナミックなインスタレーションも展示される。タダモノでない物質との出会いをお楽しみに。

高松市美術館
学芸員 牧野 裕二

高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.06/物語る物質

【とき】 11月26日(日)まで
【ところ】 高松市美術館(高松市紺屋町10-4)
【入館料】 一般800円、大学生500円、高校生以下無料
【地図】

広告掲載はこちらをクリック!

さぬき美探訪とは

美術館や博物館の学芸員と野菜ソムリエが香川が誇る「美」と「味」をご紹介します。



讃岐を歩く

寒霞渓と並ぶ小豆島の景勝地、銚子渓。この渓谷にある「自然動物園 お猿の国」では、約500匹の猿が戯れる。子猿の愛くるしい表情がなんとも言えない。冬の風物詩「猿団子」も見ものだ。

Photo:T.Nakamura

讃岐を歩くの一覧はこちら

ページの先頭へ移動