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さぬき美探訪

VOL.230 2017年12月7日

この1人分のお弁当が、
外箱に人数分納められる(撮影:坂口祐)

中東のお金持ちが、自宅のダイニングルームの壁に駅弁のサンプルをたくさん飾ってみたいという要望があったと、インテリアデザインの仕事をしている息子が内緒で教えてくれた。日本人の私には発想しえないことだが、外国の人たちが日本の弁当に興味を持つのかと驚かされる。実際には、売っている弁当と同じものを作ることはできないので、弁当のデザインを彼は考え、容器もいろいろ集めてたくさんの駅弁サンプルを作ったという。外国ではどのような弁当の文化があるのかよく知らないが、全国の駅の売店で売っている駅弁は様々なご当地の食文化を表現したものが多い。弁当という小さな箱の中に凝縮された、地域によって個性の違う文化を味わえるのが醍醐味だ。

いま四国村ギャラリーではユニークな弁当箱を展示中だ。

雅な京都のお麩屋さんが集めた変わり種弁当箱のコレクションは四国で初公開。こんな変わった弁当箱があるのかとワクワクする素敵なものばかりだ。弁当箱といってもお酒を入れて肴を納める器もあり、趣向を凝らしたしつらえがその日の話のタネになっただろう。一度使ったら同じ客には二度と使えない。贅沢の極みだ。

ツキメシの型(個人所蔵)

比べて素朴で何の飾り気も無いが、小豆島に受け継がれているわりご弁当箱も展示されている。小豆島では5月と10月に集落の家々から歌舞伎の演者が集まって農村歌舞伎が奉納される。演者の親族はその日、みんなで集まって演目を楽しむ。その家その家でわりご弁当を準備し、幕間もしくは上演後に親族一同が団欒して食べるのがお決まりの行事だ。最近、こうして先祖代々受け継がれてきたわりご弁当箱を使う家が少なくなって、町の教育委員会に寄贈される機会が増えてきたそうだ。ハレの道具というには本当に質素な弁当箱だが、ひとつの箱に20人分以上が納められて、押し寿司のようにご飯を型抜きした“ツキメシ”を作る道具も共に備えられている。素晴らしい道具仕立てだと感心した。なぜか銘々の箱が四角ではなく台形にかたどられている。どうしてこのような形が生まれたのかが不思議で、先人の智慧とロマンを感じる。紅葉残る初冬の四国村に一度足を運ばれることをお勧めしたい。

桜製作所 社長 永見 宏介

BENTO BOX LIBRARY お弁当箱ライブラリー

【とき】 2018年1月14日(日)まで
【ところ】 四国村(高松市屋島中町91)
【観覧料】 一般1200円、高校生700円、小中学生500円
(四国村入村料込み)
【地図】

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さぬき美探訪とは

美術館や博物館の学芸員と野菜ソムリエが香川が誇る「美」と「味」をご紹介します。



讃岐を歩く

まんのう町塩入を歩く。甘柿であろうと渋柿であろうとも、柿色は目に鮮やかだ。二十四節気の「大雪」を迎え、そろそろ柿の季節も終わる。

Photo:T.Nakamura

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