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瀬戸標 せとしるべ

VOL.234 2018年02月01日

「恵方巻」と「あん餅雑煮」

日本銀行 高松支店長 正木 一博

日本銀行 高松支店長 正木 一博さん

大学進学のために上京するまで大阪で育ったが、子供のころ、節分の日になると、特定の方角を向いて、巻き寿司を一本無言で丸かぶりするという珍妙な風習があった。上京後、友人にこの話をすると、全く信じてもらえないか、「天下の奇習」扱いされるかのいずれかであった。ところが十数年前から、これに「恵方巻」というおしゃれな名前が付けられ、広く国民的な行事(やや大げさか?)となりつつある。ちなみに、「恵方巻」という言葉はそれ以前には存在せず、このブームを仕掛けた某コンビニチェーン独自の命名らしい。

地元の方はあまりピンと来ておられないかもしれないが、県外から来た人間にとっては、香川名物の「あん餅雑煮」は、「巻き寿司の丸かぶり」に勝るとも劣らない強烈なインパクトがある。最近はテレビなどで取り上げられることもあって、認知度は全国的にも高まっているようで、東京や大阪の知人からも「味はいかがでしたか」と聞かれることが多い。

高松に赴任して初めての正月を迎え、とある会合であん餅雑煮を頂く機会があったが、予想に反して(失礼!)非常に美味で驚いた。あの独特の味をうまく説明するだけのボキャブラリーは持ち合わせていないのだが、白味噌とつぶあんの組み合わせの妙による「甘じょっぱさ」は、なんとも誠に絶品である。場の雰囲気も弁えず、思わずお代わりをお願いし、2人前をしっかりと頂いた。なお、個人的には、日本酒(冷酒)と「あん餅雑煮」の相性も抜群だと思う。さすがに、この点は好みが分かれるかもしれないが。

東京一極集中が進み、地域らしさがなくなったと言われて久しいが、食文化や冠婚葬祭を巡る風習には、依然として非常に強い地域性がある。「名物」や「みやげもの」が決して廃らない所以であろう。讃岐うどんは、数年来の「うどん県」キャンペーンが功を奏し、完全に全国的な知名度を得たが、「あん餅雑煮」も決して負けてはいない。「自宅で手軽に『あん餅雑煮』」(!)といったみやげものがあれば、国内だけでなく、海外からの観光客にもかなりウケると思うのは私だけだろうか。できれば、もう少しおしゃれな名前を付けて。

日本銀行 高松支店長 正木 一博

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香川経済界のキーパーソンがあらゆる視点から産業や文化、「いま」と「未来」などを語ります。



讃岐を歩く

天空の聖地

アニメの「聖地」としても話題になった観音寺市の高屋神社。標高407メートルの稲積山の頂上に本宮があり、そこからは真っ青な空と海、観音寺の街並みが見えた。まさに「天空の鳥居」だ。

Photo:T.Nakamura

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