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特・選・本

VOL.183 2015年12月17日

VOL.182 2015年12月3日

コーヒーと恋愛
著者 獅子文六
筑摩書房 880円

今回は昭和の人気作家、獅子文六の隠れた名作「コーヒーと恋愛」を紹介します。獅子文六の名前を聞いて懐かしいなと思う人は50代以上の方でしょう。過去の忘れ去られた人というイメージでしょうか。私も昔から獅子文六なんて時代遅れでダサいと敬遠していました。

ところが50年前のこの作品がこのたび文庫本としてよみがえりました。長らく古書店では高値で取引されていたといいます。巻末の解説は地元香川県坂出市出身のミュージシャン曽我部恵一さんが書いています。内容を簡単に紹介しますと、まだテレビが新しかった時代、・・・

VOL.181 2015年11月19日

大世界史
-現代を生きぬく最強の教科書-
著者 池上 彰/佐藤 優
文藝春秋 830円

今、最強コンビと言ってもよい二人の新刊が出ました。一人はテレビでおなじみの池上彰、もう一人は恐ろしい勢いで新刊を連発する佐藤優。ベストセラーになった「新・戦争論」につづく第二弾、「大世界史」です。ずいぶん大げさなタイトルかなとも思いますが、それだけの理由があると中身を読み始めると分かります。世界各地で紛争が頻発する現代、その激動の世界を読み解く鍵は「歴史」にあると著者は言います。

「現在、世界が大きな時代の転換点にさしかかっている。そのことに異論のある人は多くはないでしょう。冷戦後しばらく続いたアメリカの一極支配が崩れ、年を追うごとに世界の混乱に拍車がかかっています。中東の大混乱、トルコやイランなどの帝国の復活、ギリシャ問題と・・・

VOL.180 2015年11月5日

きのこのき
きになるきのこのきほんのほん
著者 新井 文彦
文一総合出版
1,600円

秋もあっという間に深まって、もう冬がそこまで来ていますが、今回は「きのこのき」というきのこの本を紹介します。もっと早くにと思っていたのですが、少し遅くなってしまいました。

きのこには一つは野山を歩いてきのこ狩りをするという楽しみ方があります。私の知っている中讃地区では、正式な名前は知りませんが夏には「マツコ」、秋には「ホンタケ」、「アカタケ」、「ムギイグチ」、たまには「マツタケ」、秋も終盤になると「キシメジ」、「クリシメジ」などがとれていました。とれていましたと書きましたが、それは数十年前の話で、当時は小学生の私でもマツタケにお目にかかることがありました。ですがそんな森も林も今は荒れ果てて見る影もありません。

VOL.179 2015年10月15日

ドイツリスク
「夢見る政治」が引き起こす混乱
著者 三好 範英
光文社 840円

最近ドイツがニュースになる事がとても多くなったように思います。福島原発事故後のメルケル政権が打ち出した脱原発政策にはじまり、ユーロ危機、ドイツをめざすシリア難民、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題など連日新聞を賑わしています。出版界でもドイツ関連の本がベストセラーの上位に入ったりしています。エマニュエル・トッドの「ドイツ帝国が世界を破滅させる」にしろ、今回紹介する「ドイツリスク」にしろ、ドイツに対して警告する本が多いのはなぜでしょう。

ベルリンの壁の崩壊を経てドイツが統一された後、当時のコール首相が抱いた夢は、ヨーロッパ統合=ドイツのヨーロッパ化でした。しかし現実は、著者が言うように「シュレーダー、メルケルと政権が・・・

VOL.178 2015年10月1日

心が見えてくるまで
著者 早川義夫
筑摩書房 720円

著者の早川義夫をご存知でしょうか。1960年代の後半にミュージシャンとしてデビューして、一時は音楽の世界から離れ、小さな本屋を開業していました。その後、再び音楽の世界に戻って来ました。「からっぽの世界」、「サルビアの花」などの名曲を思い浮かべる人もいると思います。

実は先日、著者のライブが高松であって久しぶりにライブハウスに足を踏み入れました。ピアノの弾き語りで約2時間を堪能しました。

今回紹介する「心が見えてくるまで」という本は、9月になったら本が出ますよとその時言われたものです。著者も以前、新聞の読書欄で・・・

VOL.177 2015年9月17日

作家という病
著者 校條剛
講談社 880円

又吉直樹の「火花」が200万部を遥かに超え、いまだ売行きが止まらずベストセラー1位を独走中です。また先日、太宰治が佐藤春夫に宛てた、芥川賞を懇願する手紙がもう一通、しかも4メートルを超す長い手紙が発見されたというニュースが報じられました。こういうふうに本に関するニュースが、新聞やテレビに取り上げられるのはうれしいものです。

そこで今回は、小説家についての本を紹介します。タイトルは「作家という病」ですが、ここでいう病は、むしろ著者が言うように業と呼んだほうがいいかもしれません。著者は元小説新潮の編集長。その目でみた21人の作家のいわば追悼集です。「作家であり続けるためには、自然と・・・

VOL.176 2015年9月3日

ホワット・イフ?
野球のボールを光速で投げたらどうなるか
著:ランドール・マンロー
訳:吉田三知世
早川書房 1,500円

猛暑日が記録的に続いた今年の夏もやっと終わり、朝晩が涼しくなってきました。しかし酷暑で消耗した身体はなかなか元に戻りません。ということで、今回は気分転換になってリフレッシュ出来る本を選んでみました。

副題にもあるように、野球のボールを光速で投げたらどうなるか?答えを簡単に言うと、核融合を引き起こし轟音と共に大爆発で球場の1.5キロ以内にあるものは全て潰え去り、球場のマウンドはもちろん球場自体も巨大なクレーターと化している。ちなみにこの場合、野球規則ではバッターは死球と判断され一塁に進める。

もう一つ紹介します。地球の全ての人間を出来る限り一カ所に集めて一斉にジャンプをして同時に着地するとどうなるか?答えは地球に何の変化もない。なぜなら地球は人間全員を合わせたよりも10兆倍も重いからです。紹介はこれだけにしておきますが、このような話題が満載されています。

VOL.175 2015年8月20日

家族という病
著者 下重暁子
幻冬舎 780円

今回は下重暁子著の「家族という病」を紹介します。既に50万部を突破したベストセラーになっているので、読まれた方もたくさんいると思います。又吉直樹さんの芥川賞受賞作「火花」は200万部突破ということですが、それでも50万部は異例の売れ行きです。
何の問題もない家族というのは存在しないだろうと思います。著者は日本人の多くが家族を盲信し一家団欒という言葉に憧れ、そうあらねばという呪縛にとらわれていると言います。また家族ほどしんどいものはない。家族は実は一番理解しがたい存在であるとも言います。
1980年に河合隼雄が同じ新書サイズで出版した・・・

VOL.174 2015年8月6日

帳簿の世界史
著:ジェイコブ・ソール
訳:村井章子
文藝春秋 1,950円

「帳簿の世界史」というタイトルを見て食指が動く人はそんなに多くはないと思いますが、この本は世界経済や、国際政治に関心のある人、簿記会計の仕事に携わっている人、そして歴史好きな人にもお薦めいたします。
最近でもリーマンショックに始まり、国内では有名企業の不適切会計、海外ではギリシャの問題など、会計に関する問題が次々起こっています。アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー。彼らが口を揃えて主張していた「帳簿」の力とは一体何か。これまでの歴史家が見落としてきた「帳簿の世界史」を会計と歴史の専門家である著者が初めて紐解きます。国の繁栄は会計によって決まる。著者はこの問題に切り込み、会計責任を果たすことがいかに難しいかを知るために、・・・

VOL.173 2015年7月16日

海辺で楽しむ宝探し
ビーチコーミングをはじめよう
著者 山田海人
エムピージェー 1314円

今年の夏は、エルニーニョ現象の影響で梅雨明けが遅れるといいます。気まぐれな天気のことですので、この原稿がビジネス香川に掲載される頃には、ひょっとしたら梅雨も明けているかもしれません。
今回は、仕事に追われる毎日からちょっと離れて海辺でリラックス、あるいはリフレッシュしませんかという本です。ビーチコーミングという言葉を御存知でしょうか。これはイギリスで始まった遊びで、砂浜をくしで優しくすくうように物を探すという意味です。香川県にも長い海岸線があります。海に親しむ歴史と文化が育まれています。簡単にいえばビーチコーミングとは海辺を散策して、お宝を探しましょうということです。
海辺には、石や貝殻、流木などの自然物から、人工物たとえば・・・

VOL.172 2015年7月2日

沈みゆく大国アメリカ〈逃げ切れ!日本の医療〉
著者 堤 未果
集英社 740円

先日、今回紹介する本の著者である堤未果さんの講演を聴く機会がありました。小柄な女性ですが、とてもパワフルでエネルギッシュな方でした。「貧困大国アメリカ」をはじめとして、アメリカの暗部を暴き続けるジャーナリストというイメージが定着してしまったと本人も苦笑していました。
「沈みゆく大国アメリカ」で崩壊したアメリカ医療を容赦なく暴いた著者が、続編として舞台を日本に移して報告します。日本には世界がうらやむ国民皆保険制度があります。しかしリーマンショック以降、ますます巨大化するウォール街と多国籍企業群の最強タッグが次に狙うのは、100兆円規模の日本の医療・介護ビジネスといわれます。

VOL.171 2015年6月18日

雨の名前
文・高橋順子
写真・佐藤秀明
小学館 2400円

香川県下も梅雨に入り、今年も雨の季節がやってきました。日本は世界的にみると雨の国だそうです。
今回紹介する本は雨にちなんだ本です。タイトルは「雨の名前」。著者は高橋順子さん。つい先日、夫で「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞をした車谷長吉さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
この本には422の雨の名前が掲載されています。私たちはテレビなどの天気予報で、梅雨前線の動きや気圧配置の見方を毎日のように見て、ずいぶん天気に詳しくなりました。けれども身近な自然の変化で天気を読み取る知恵はなくしてきているような気がします。

VOL.170 2015年6月4日

オオカミが日本を救う!
編著 丸山 直樹
白水社 2300円

新聞やテレビで、イノシシやシカによる被害が頻繁に報じられるようになってもう何年くらいになるでしょうか。この本の著者はその対策として、日本の山にオオカミを再び導入してはどうかと提案します。
日本のオオカミが絶滅して100年以上になるといわれています。山に人の手が入らなくなったことや、猟をする人の高齢化や減少、生態系のバランスの崩壊などによって近年イノシシやシカが異常に繁殖しています。県内でも先日、イノシシによる被害がニュースになっていました。シカによる被害も地域によっては植物を食い荒らして木が枯れてしまい、はげ山と化すところもあるようです。

VOL.169 2015年5月21日

長田弘詩集
著者 長田 弘
角川春樹事務所 740円

詩人の長田弘さんが亡くなったという記事が、新聞を開くと目にとびこんできたので今回は予定を急きょ変更して、「長田弘詩集」を紹介いたします。
昨年から今年にかけて、吉野弘、岩田宏、長田弘と日本を代表する詩人が亡くなりました。3人ともヒロシさんです。偶然でしょうか。
今回紹介する本は長田弘自選のアンソロジーですが、亡くなる数日前には、最初の詩集から50年、18冊の詩集を収めた「長田弘全詩集」も出ています。詩集なのに映画化された「深呼吸の必要」、や「世界は一冊の本」、最後の詩集「奇跡―ミラクル―」など、・・・

VOL.168 2015年5月6日

経済と人間の旅
著者 宇沢 弘文
日本経済新聞出版社 2000円

白い大きな髭をたくわえた風貌は、たとえ写真ででも、一度見れば誰もが強い印象を受けて忘れられないでしょう。
この本の著者、宇沢弘文が亡くなって、もう半年以上が過ぎました。著者の業績と足跡をたどるには、亡くなった後に出版されたこの本が一番わかりやすいのではないかと思います。
著者は28歳のとき、ノーベル経済学の受賞者であるケネス・アローに認められてスタンフォード大学に招かれ、やがて世界の経済界に衝撃を与えるデビューを果たします。しかし研究を重ねるうちにそれまでの経済学に疑問を持ち始めます。この本の中から引用します。

VOL.167 2015年4月16日

フランス人は10着しか服を持たない
著者 ジェニファー・L・スコット
大和書房 1400円

この本が出版された時、大和書房のYさんには本当に申し訳なかったのですが、とてもこれほどの大ヒットになるとは思いませんでした。ですが、すでに50万部を突破したベストセラーになり、現在でも上位にランキングされ続けています。
これだけ人気が続くというのは、何か秘密がありそうです。著者はアメリカ人の女性。学生時代パリに留学して一種の異文化ショックを受けます。ファストフード、ファストファッションに慣れたアメリカの女子学生がだんだんと一見かた苦しくみえるフランス人のシックな生活に共感していきます。

VOL.166 2015年4月2日

資本主義の終焉と
歴史の危機
著者 水野和夫
集英社 740円

今回からこの「特・選・本」を担当させていただきます。できるだけ幅広いジャンルの本を紹介していきたいと思っていますので、是非御愛読ください。紹介する本のよさや、面白さが十分に伝えられ、一人でも多くの方に実際、現物の本を手にとってもらえたらと思います。
1回目の今回は、2014年に出された経済書の中から、ベスト経済書の第1位にランクされた、水野和夫著の「資本主義の終焉と歴史の危機」を選びました。ちょっといかめしいタイトルでとっつきにくいという印象をもたれるかとも思いますが、日本と世界が直面している問題を手にとるように分かりやすく説明した本です。

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特選本とは

宮脇書店グループの中で誰よりも本を知るカリスマ店長・山下郁夫さんが珠玉の一冊をご紹介します。



讃岐を歩く

まんのう町帆山地区を歩く。夏の季語でもあるひまわりが、町を鮮やかに彩る。花言葉は「あなだたけを見つめる」。暑く感じるのは、君と目が合った僕だけかな。

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