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ビジネス香川 -「いま」を伝え、「未来」を育てる-

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特・選・本

VOL.207 2016年12月15日

VOL.206 2016年12月1日

誰が音楽をタダにした?
巨大産業をぶっ潰した男たち
著者 スティーヴン・ウィット
訳 関 美和
早川書房 2,300円

音楽の聴かれ方は現在、以前とはまったく変貌してしまいました。一枚のレコードに針を落として一曲目から順番に聴くという聴き方はほとんどされません。例えばボブ・ディランの「ブロンド・オン・ブロンド」やビートルズの「サージェントペパーズ」の一曲目からのタイトルを順に言えても、今ではなんの意味も持たなくなりました。街なかからレコード店がどんどん無くなっています。レコードからCDに移った時、何か危うい感じがしましたが現実のものになってしまいました。

今音楽は、ストリーミングの定額聴き放題のサービスか、YouTubeで無料で見たり聴いたりするのが主流です。タイトルにあるように、ウェブ上にタダで音楽を聴けるようにして、巨大産業をぶっ潰した男たち3人の足跡をたどるのがこの本です。[続きを読む]

VOL.205 2016年11月17日

VOL.204 2016年11月3日

昭和のことば
著者 鴨下 信一
文藝春秋 920円

本紙読者の大半は、昭和の時代の人だと思います。今回紹介するのは「昭和のことば」。著者はテレビドラマのあの名作「岸辺のアルバム」、「ふぞろいの林檎たち」などの演出家として知られた鴨下信一さんです。

昭和の時代、生き生きと使われていた日本語の大量死が始まったといいます。この本はそういったささやかだけれど、愛すべき言葉たちの記録です。レクイエムと言ってもいいかもしれません。

一つ例を挙げましょう。「昭和になっても幸福、特にその訓読シアワセにはいつも、〈小さな、ささやかな、平凡な〉という形容が・・・[続きを読む]

VOL.203 2016年10月20日

VOL.202 2016年10月6日

英語の帝国
ある島国の言語の1500年史
著者 平田 雅博
講談社 1,700円

こんなエピソードからこの本は始まります。

「親戚の家に行った時のことである。私の甥にあたる三歳児も遊びに来ていたのだが、その子がいきなり“オー・マイ・ゴッド”と叫んだのである。連発される“オー・マイ・ゴッド”だが、その子の父母と祖父母はともどもいかにもうれしそうにこの子を眺めている」

現在の日本ではよくある光景だと想像されます。 

大きなグローバル化の波に直面する今の世界では、子どもたちは幼児のうちから、英語を学ぶしかないというのが共通の認識でしょうか。2020年には小学校5年生から英語が正式な教科になることが決まっています。[続きを読む]

VOL.201 2016年9月15日

水力発電が
日本を救う
著者 竹村 公太郎
東洋経済新報社 1,400円

日本列島は、真ん中に山脈が走り、ほぼ全土にわたって均等に川があります。そして、その川には全国的にまんべんなくダムが存在しています。

この狭くて、一番高くても1000メートル程の山しかない香川県でもいくつものダムがあります。県内で約15基、日本全国には約2700基のダムがあるといいます。それに砂防ダムや小規模なものを加えると、どのくらいになるか分かりません。

今回紹介の本は、現在あるそれらのダムをどう活用すればよいかというものです。八ッ場ダムの例を引くまでもなく、大規模ダムを今後建設するのは環境への負荷が大き過ぎるし、とても国民的合意は得られません。[続きを読む]

VOL.200 2016年9月1日

荒ぶる自然
日本列島天変地異録
著者 高田 宏
苦楽堂 1,800円

9月1日は防災の日。関連の本を調べたらいい本を見つけました。高田宏著の「荒ぶる自然」です。この本は長い間品切れで手に入りませんでした。最近復刊されたのですが、残念ながら著者の高田宏さんは昨年亡くなられました。出版社から書店には防災棚の基本書という案内がきています。そこには「テレビや新聞が忘れても、本はそのことを、忘れない」とあります。

著者は北米大陸をバスで旅行し、行けども行けども何もない360度地平線の見える風景に虚しさを感じます。それは私たちの住む日本列島とは似ても似つかない風景です。日本列島には無数の山があり、そこから海へ・・・[続きを読む]

VOL.199 2016年8月18日

VOL.198 2016年8月4日

日本の大問題
現在をどう生きるか
著者 養老 孟司
   藻谷 浩介
中央公論新社 1,400円

今回は「バカの壁」で著名な養老孟司さんと、「デフレの正体」、「里山資本主義」でブームを起こした藻谷浩介さんの対談集「日本の大問題」です。ただ正面からその大問題を斬るというより、現在をどう生きるかということが主題です。

日本も世界も、様々な難問・難題が次から次へと押し寄せて、この先どうなるのか全く予想がつかない、というのが日々の実感です。

そこで藻谷浩介さんの「日本人は大丈夫でしょうか」の問いに、養老孟司さんは「案外あてになる」と答えます。頼りなさそうでも、結局落ち着くところへ落ち着くというのが日本なのでしょうか。[続きを読む]

VOL.197 2016年7月21日

ウナギと人間
著者 ジェイムズ・プロセック
訳 小林 正佳
築地書館 2,700円

今年の土用丑の日は7月30日です。当然うなぎが話題に上るでしょう。うなぎの本なのですが、先を越されてすでに新聞の書評で作家の円城塔さんが取り上げています。でも大変面白い本なので、あえて私も紹介します。たぶん円城さんの世代になると、子供の頃小川でうなぎをつかまえた経験はないでしょう。私の経験でいうと、ある程度の大きさに育ったうなぎは、やっとつかまえてバケツに入れふたをして逃げられないようにしても、ほんの少しふたを開けただけであっという間に飛び出して、正確に水のある方向へ最短距離で逃げていきます。個人的な思い出話ですが、そうやって何度も逃げられました。[続きを読む]

VOL.196 2016年7月7日

箸はすごい
著者 エドワード・ワン
訳 仙名 紀
柏書房 2,200円

前号から、ほんの2、3週間しか経っていませんが、この間にも世界ではいろんなニュースがありました。東京都知事の辞任、九州の豪雨、さらには英国のEU離脱という大きなニュースも飛び込んできました。そこにたかが箸の話かと思われるかもしれませんが、今回はあえて「箸はすごい」という本を紹介します。
箸には、人類が東洋と西洋を行き来しながら紡いできた7千年の物語があります。世界の食文化はだいたい三つに分割されます。手食派、フォーク・ナイフ・スプーン派、箸派の三つで、世界の人口に占める割合はそれぞれ4割、3割、3割で現在でも増減を繰り返しながら世界を三分する覇権争いを行っているといいます。日本に箸が中国から伝わったのは・・・[続きを読む]

VOL.195 2016年6月16日

語彙力こそが
教養である
著者 齋藤 孝
KADOKAWA
840円

著者の齋藤孝さんはテレビのコメンテーターとしても有名ですし、今までも「声に出して読みたい日本語」など、たくさんの本を出されています。でも専門は教育学、身体論で、名著ともいえる「身体感覚を取り戻す-腰・ハラ文化の再生」という本があります。
今回紹介の「語彙力こそが教養である」はすでに12刷12万部のベストセラーになっています。年末に出て今でも新書部門のランキングに継続して入っています。何か秘密があるのかと思い手に取ってみました。
一種のハウツー本ですが「すごい」、「やばい」、[なるほど」、「たしかに」ばかり使われる風潮を著者は嘆いています。言葉は身の文(あや)と言います。著者が一番言いたいことは、語彙が豊かになれば見える・・・[続きを読む]

VOL.194 2016年6月2日

限界費用ゼロ社会
<モノのインターネット>と
共有型経済の台頭
著者 ジェレミー・リフキン
訳  柴田 裕之
NHK出版 2,400円

最近「IoT」という言葉をよく目にするようになりました。Internetof Thingsの略でモノのインターネットと訳されています。理解しにくい言葉ですが、そのインパクトはとても大きなもので、今回紹介する本によれば、いま経済パラダイムの大転換が進行しつつあって、その原動力になっているのがIoTであり、それはコミュニケーション、エネルギー、輸送のインテリジェント・インフラを形成して効率性や生産性を極限まで高める。それによりモノやサービスを一つ追加で生み出すコスト(限界費用)は限りなくゼロに近づき、将来モノやサービスは無料になり、企業の利益は消失して、資本主義は衰退するといいます。代わりに台頭してくるのが共有型経済で、これは人々が協働でモノやサービスを生産し、共有し、管理する社会だということです。[続きを読む]

VOL.193 2016年5月19日

あたらしい
「この国のかたち」
著者 平田オリザ
講談社 760円

明治近代の成立に始まり、第二次世界大戦後のいわゆる戦後復興を経て、高度経済成長へと続く大きな坂を日本は登ってきました。この本のタイトル「下り坂をそろそろと下る」は、その急坂を見事に登りきった私たち日本人が、ではどうやってその坂をそろりそろりと下っていくかということです。なぜ下っていくのか、もうこれ以上登るべき坂はないのか、その判断をこの本で参考の手助けにしてください。
著者は「下り坂を下っていくことには、寂しさがつきまとう。いまだ成長型の社会を望んでいる人は、この寂しさと向き合うことを避けようとしている人々である。一方で、成長は終わった、成熟型の社会、・・・[続きを読む]

VOL.192 2016年5月5日

昆虫はもっとすごい
著者 丸山宗利/養老孟司/中瀬悠太
光文社 800円

今回は昆虫の本を紹介します。少し時期外れとも思いますが、今昆虫の本は結構ブームで、この本の前作「昆虫はすごい」も既に何版も重ねています。
私たち世代の多くは、カブトムシやクワガタを捕まえては自慢する昆虫少年だったのではないでしょうか。もっとも瀬戸内の近辺では、クワガタといってもコクワガタとヒラタクワガタしかお目にかかったことはなかったですが。ジャポニカ学習帳の昆虫の表紙のものが、気持ち悪いという理由で消えていたのが最近、限定で復活したこともニュースに・・・[続きを読む]

VOL.191 2016年4月21日

佐藤優さん、
神は本当に存在するのですか?
著者 竹内久美子・佐藤 優
文藝春秋 1,500円

今回は大学の神学部を出て外務省の役人になり、ある事件の後役人から人気ライターになった佐藤優と動物行動学が専門で「そんなバカな!遺伝子と神について」などの著書がある科学者、竹内久美子の対談「佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?」を紹介します。
動物行動学といえばローレンツの「ソロモンの指環」やD・モリスの「裸のサル」が出版されて数十年たった今でも読まれています。竹内さんは「ソロモンの指環」の訳者でもある日高敏隆さんの弟子です。「利己的遺伝子」で有名なドーキンスの著書「神は妄想である」をテキストにして佐藤さんに迫ります。神学者と科学者のこの問題での議論は永遠に続きそうですが、そこは芸達者なお二人が決して飽きさせることなく対話を・・・[続きを読む]

VOL.190 2016年4月7日

水の未来 グローバルリスクと日本
著者 沖 大幹
岩波書店 780円

暖かくなってくると、今年の夏は水は大丈夫かなと大抵の香川県の人は思ってしまいます。というわけで今回は水の問題を扱った本を紹介します。
水は他の資源たとえば原油等に比べると非常に安い資源です。つまり運搬するのが不経済なため本来はローカルでしか利用出来ない資源です。けれども近年グローバル化が進み、世界中が密接に結びつくことにより、狭い地域の問題が世界的な影響を与えるという事例が頻発しています。ローカルリスクがグローバル化し世界に混乱を招いているということです。つまりオーストラリアの干ばつがうどんの値段をあげ、タイの大洪水が・・・[続きを読む]

VOL.189 2016年3月17日

エコノミストの昼ごはん コーエン教授のグルメ経済学
著者 タイラー・コーエン
監訳・解説 田中秀臣
訳 浜野志保
作品社 2,200円

この本の表紙は、いかつい顔をした著者のタイラー・コーエンがスーパーマーケットのショッピングカートに手をかけた写真です。日本ではあまり知られていませんが、イギリスのエコノミスト誌では過去10年間で最も影響力のある経済学者に選ばれました。安くて美味しい店を見つける経済法則とは、賢く食べて格差はなくせるか、スローフードは地球を救えるか、日ごろ気になっている人は読んでみてください。けっして堅苦しい本ではありません。
解説で田中秀臣さんが書いているように、著者はリアル版の「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎といったところでしょうか。それも世界をまたにかけて一人で買って、食べて、味見して、見出した孤独なグルメの経済学とその実践の記録です。
まず3原則。1.すべての食事が大切である。2.よい食べ物は・・・[続きを読む]

VOL.188 2016年3月3日

21世紀 地政学入門
著者 船橋洋一
文藝春秋 800円

本屋の店頭で、日々出版され棚に並べられる本を見ていると世相につれ、傾向が少しずつ変わっていくのを感じます。最近、地政学の本がにわかに増えてきています。これは何かの符号でしょうか。
地政学はかつてナチスがその侵略とアーリア人の優位性を正当化するために悪用されて、以来忌み嫌われ政治的に正しくない領域に落ちぶれたと言います。今回紹介する本は、月刊誌の文藝春秋で連載されたものに書き下ろしを加えて出されたものです。船橋洋一さんの著書ということで紹介します。
著者は言います。「世界は再び、地政学の世界へ引き戻されつつ・・・[続きを読む]

VOL.187 2016年2月18日

ショッピングモールから考える
ユートピア・バックヤード・未来都市
著者 東 浩紀・大山 顕
幻冬舎 840円

地方でショッピングモールに行くには車がないと不便で、私などは車を持っていないのであまりいい客ではないのですが、今回紹介する本は「ショッピングモールから考える」です。内容は「月刊ショッピングモール批評」といった感じでしょうか。
ショッピングモールから考えることがなぜ今必要なのか。著者は「現代の先進国では、都市空間の多くがショッピングモールをモデルとして設計されはじめている。商業施設に限らず、いまや駅も空港も公園も、図書館でさえどこかショッピングモール的であることを意識して運営されています。にもかかわらずショッピングモールはまともに議論や観察の対象になってこなかった。・・・ショッピングモールが軽薄で安価な大衆消費の象徴でその乱立が社会を荒廃させるのだとしても、・・・[続きを読む]

VOL.186 2016年2月4日

海洋大異変
日本の魚食文化に迫る危機
著者 山本智之
朝日新聞出版 1,600円

瀬戸内の穏やかな海を見ていると、何となく自然に、心も落ち着いて穏やかな気分になれます。今回はその海をめぐる本「海洋大異変」を紹介します。副題に日本の魚食文化に迫る危機とあります。この穏やかな瀬戸の海の中でも大きな変化が起こっているようです。
太平洋クロマグロやニホンウナギが絶滅危惧種に指定されて大きなニュースになったことを思い出します。その上、ハマグリも絶滅危惧種と言われると、この先どうなることかと心配になります。温暖化、酸性化、外来種の侵入、乱獲、環境汚染など悪い条件が揃っています。それは、サンマやカキ、のりの不漁や不作、あるいは富山湾に現れたダイオウイカなどのニュースに表れているのでしょうか。[続きを読む]

VOL.185 2016年1月21日

美術館の舞台裏
―魅せる展覧会を作るには
著者 高橋明也
筑摩書房 780円

今年は瀬戸内国際芸術祭が開催される年です。瀬戸内海の島を巡りながら、美術作品に触れる、本当によく考えられたイベントだと思います。東京の知人も、瀬戸内国際芸術祭に来ることを毎回とても楽しみにしています。
というわけで、今回は美術についての本を紹介します。直島の地中美術館の館長をされていた、秋元雄史さんの「日本列島現代アートを旅する」にするかどうか迷ったのですが、最新の本ということで東京丸の内にある三菱一号館美術館の館長である高橋明也さんの「美術館の舞台裏」を選びました。
内容をざっと書いてみます。美術館のルーツから始まって、・・・[続きを読む]

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特選本とは

宮脇書店グループの中で誰よりも本を知るカリスマ店長・山下郁夫さんが珠玉の一冊をご紹介します。



讃岐を歩く

10月になるとコスモスが一面に広がる、フラワーパークうらしま。今は蕾が多いが、開いた赤やピンクの花は秋風に揺られて可愛らしい。ミツバチも嬉しそうに羽を振るわす。

讃岐を歩くの一覧はこちら

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